☆終生勉強☆

[Think clearly☆シンククリアリー]死よりも、人生について考えよう

結論

よい人生を過ごすほうが、よい死を迎えるよりずっと大事。

どうやって死にたいかを考えるのはナンセンス。

どうやって死にたいか。死の床で人生をどう振り返ったら……。

なんて考えるのはナンセンスです。

現代の三大死因は「心筋梗塞」「脳卒中」「ガン」ですが、

「心筋梗塞」「脳卒中」は死の直前に人生を振り返ってあーだこーだ思いにふける時間はありません。

「ガン」に関しては、ほとんどの人が多量の鎮痛剤を投与されているため、ハッキリと物事を考えるのは難しいです。

認知症になった場合も最後の瞬間に思いをはせるのは難しい。

たとえ死ぬ直前に人生を振り返る時間があったとしても、そこで呼び起こされた記憶は正確ではない。死の直前にある私が創作した思い出であるから信憑性が低い。

だから、死ぬときのことを考えてみても何もならないし、死の瞬間についてばかり考えていたら、よい人生を過ごすことから意識がそれるだけである。今の人生に集中しよう。

さらに、脳は「継続した時間」を判断できない

ある人生が魅力のある人生かどうか、私たちにはきちんと判断ができない。脳が、事実を客観的に認識できないからだ。この本には以下の実験が掲載されていた。

どちらの人生がよい人生といえるか。

順風満帆な人生を送っていたキャサリンは30歳の時不慮の事故に遭い痛みを感じる間もなく亡くなった。

順風満帆な人生を送っていたデイジーは。最後の5年間は以前と比べればあまり順調ではなかったがそれでも十分快適に過ごし、35歳の時不慮の事故に遭い痛みを感じる間もなく亡くなった。

合理的に考えれば、35歳まで順風満帆と快適に過ごしたデイジーの方が評価が上でなくてはならないが、この実験ではキャサリンの人生の方がよりよい人生だと判断された。

この「ピーク・エンドの法則」は人生に対しても作用してしまう。

この法則はキャリアのピークに亡くなった俳優が印象に残る理由を説明している。

 

ピーク・エンドの法則 たとえ話

失礼は重々承知ですが、

キャリアの最盛期(40歳)で亡くなった松田優作氏

気力も体力も体も限界まで使い果たした渡哲也氏(78歳)

どちらが印象にのこるだろうか、どちらの人生がよい人生だろうか

考えてみていただきたい。

 

では、私たちは「死」とどう向き合えばいいのだろう。

まず、気を付けなければならないのは、人生最後の衰えた時期だけで、あなたの人生全部を評価してはいけない。ピーク・エンドの法則が脳裏によぎったら全力で排除しよう。

終わり良ければ総て良しみたいな、ひどい人生を送った後に理想的な死を迎えるよりも、

よい人生を過ごした後に死の床でつらい数日を過ごす方がずっといい。

「加齢」と「死」は、私たちがよい人生を過ごせたことに対する対価だと思いましょう。

 

結論

よい人生を過ごすほうが、よい死を迎えるよりずっと大事。

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